さくぼー育児日誌

2018年生まれ息子との日々の記録

育児の振り返り~人工授精で無事妊娠からの、まさに地獄のつわり~


息子は今、4歳です。

最近職場で、2人目考えてる?と聞かれました。

 

聞かれたのは初めてです。

そういうことは聞かないという風潮になってきていますし、親や友達には早々に子は1人にすると思うと言っていたので…。

 

今回聞かれて久しぶりに妊娠中のことを思い出したので、書き留めてみます。

ほぼ悪阻の話になってしまいました。

妊活

結婚してから5年経ち、子供が欲しかったので不妊治療専門の病院へ行くことにしました。

電車で30分、出来る検査を全て終え、毎週注射を打ちに通いました。

3回目の人工授精で息子を授かりました。

妊娠初期

5週6日、お昼にラーメンを食べていましたが、なぜか食べ進まず、残してしまいました。

この日はまだ体調が良かったのですが、検査薬で妊娠している事は分かっていたので、もしかすると悪阻かな、と予感しました。

 

当たりでした。始まっていました、悪阻。

もしかしたら無いかもと期待していたのに。

 

病院に心拍確認に行く日、電車に乗って30分、降りたらフラフラして真っ直ぐに歩けなくなっていました。

貧血のような感じです。

何とか病院につき、心拍確認。

嬉しくて元気になりました。

 

しかし、帰って家に着いたらホッとしてか、疲れてか、嘔吐しました。

この日から吐き悪阻の日々が始まりました。

 

知らなかった。

歩くって、全身が物凄く振動するのです。

酔います。

吐きます。

寝返りを打とうと足を動かしただけでも身体は激しく振動します。

吐きます。

 

とにかく吐くので3ヶ月で体重は10キロ落ちました。

布団で真っ直ぐに寝ると胃液があがってくるので、ソファにクッションを置き、上半身を少し上げて寝ていました。

 

携帯やTVも本も酔ってしまうので、白い天井を見つめる日々でした。

辛かったですが、悪阻があるということは赤ちゃんが生きているということ…と、思い毎日過ごしていました。

妊娠中期

6ヶ月過ぎて、吐く回数が減ってきました。

嬉しかったです。

まだ揺れは辛いですが、少し歩くこともできるように。

飴やチューイングキャンディを口に入れていると吐きにくくなるので、移動するときはずっと舐めていました。

妊娠後期

8ヶ月、1日全く吐かない日が!

もう産むまで吐くと思っていたので嬉しかったです。

ただ、ずーっと口の中が苦い。

お腹は大きいし、楽ではありませんでした。

早く産まれて来ておくれーと思っていました。

悪阻について

看護師の友人によると、10キロも体重が減れば入院になるのでは?とのこと。

 
私は運悪く、妊娠初期に、不妊治療の病院→近所の産婦人科→近所の違う産婦人科とかわる事になり、元の体重やその時の状態がうまく伝わっていませんでした。
 
ケトンは大丈夫でしたし、全く水分が取れないわけでもないので我慢するものなのだと思っていました。
 
ちゃんと辛いこと、しんどい事を先生に伝えて、出来ることをしてもらうと良いと思います。
ピーク時の食べ物、飲み物

食べ物

・すいか

何故でしょう。すいか以外全く受け付けない日が3週間ほど続きました。

夏で良かったです。

水分も取れる素敵な食べ物です。

・トマト

すいかも吐いてしまうようになり絶望したときに食べられたトマト。

飲み込んでも吐かないと分かると嬉しくて泣けました。

 

飲み物 

500mlを1日かけて頑張って半分は飲むようにしていました。

飲めたのは2種類です。

・紅茶

カフェインを気にしてノンカフェインにしたら駄目でした。

・炭酸

ただの炭酸です。

 

栄養をバランス良く取りましょうと言われますが、食べても飲んでも吐いてしまうのでどうしようもありません。

ただ、身体が受け付けてくれるものを頑張って摂取するのみです。

 

ちなみに吐く前提で一番良い食べ物は、桃です。

吐いても甘くて良い香りがして気分が良かったです。

勿体なくて泣けますが。

 

一番嫌だったのは、魚です。

臭い。

悪阻を楽にしたもの

夫の支えです。

色んな人の優しさです。

ビタミンだの何だのは何も効きませんでした。

ただ、夫が食べられそうなもの、飲めそうなものを買ってきてくれたり、心配して気遣ってくれたりする。

職場の方が無添加のプリンを持ってきてくれる。

友達が安産の御守を贈ってくれる。

両親も義両親も心配しながら応援してくれる。

 

嬉しい気持ちでいっぱいでした。

まとめ

妊娠中、悪阻はものすごく辛かったですが、幸せな期間でもありました。

赤ちゃんのためと、沢山の人に優しくしていただき、自分は幸せ者だと思います。

 

1つ後悔していることは、写真を撮らなかったことです。

マタニティフォトとはいかなくても、お腹に赤ちゃんがいる、大きなお腹をした自分。

記念に残しておきたかったです。

 

しかしどう考えても今、息子を育てながら同じような妊婦生活をおくることは不可能ですね。


お疲れ様です。